鈴木 規之 | 歯科医師 | 鈴木歯科 院長

氏  名:鈴木 規之(すずき のりゆき)
肩  書:鈴木歯科 院長
専門分野:噛み合わせ・一般歯科
住  所:〒662-0051 兵庫県西宮市羽衣町10-9-201
資  格:歯科医師

この専門分野を選んだ理由

歯科医師になったきっかけは、ごく現実的なものでした。理系進学を考えていた高校時代、受験の選択肢として歯学部を選んだのが出発点です。

しかし診療を重ねる中で、噛み合わせというテーマが自分にとって切実な問いになっていきました。幼い頃からの頬杖の癖により、自身の噛み合わせにズレがありました。大学時代に修正を受け、当時は「良くなった」と感じていました。ところが40代以降、五十肩をはじめとする体の不調が現れ始めました。試しに噛み合わせをもとの状態に少し戻したところ、不調が改善していったのです。

「一律の理想の噛み合わせに修正することには限界がある」——この確信は、教科書ではなく自分の体から得たものです。

診療における基本姿勢

鈴木歯科の治療の出発点は、「引き算」です。良い治療とは、すべての治療から悪い治療を引いたもの。良い噛み合わせとは、すべての噛み合わせから悪い噛み合わせを引いたもの。理想を押しつけるのではなく、その人にとって不要なものを取り除いていく考え方です。

虫歯でない部分は削らない。神経はできる限り守る。削るだけでは繰り返される問題の根本には、噛み合わせがあると考えています。

患者さんに伝えたいこと

目指す状態は「その人のオリジナル」です。中高生の頃に完成した、まだ治療を受ける前の噛み合わせの状態。そこに戻ることが、歯を長く守るための一つの考え方です。

定型の検査に当てはめて診断を進めるのではなく、患者さんが感じていることをそのままの言葉で話していただくことを大切にしています。何度か通ううちに、言っていることと治療の見通しが少しずつ一致していく。その状態を「シンクロナイズ」と呼んでいます。

口の中で気になることがあれば、どうぞそのままお話しください。

「噛み合わせについて、患者さんからよく聞かれること

歯を削って治療しても、虫歯を繰り返してしまうのはなぜですか。

削るという行為そのものは、問題の結果に対処しているだけで、原因に触れていないことがあります。私は、繰り返される問題の根本には噛み合わせがあると考えています。噛み合わせのズレが特定の歯に過剰な負担をかけ続ければ、その場所はまた傷みます。だから私は、虫歯でない部分は削らず、神経はできる限り守ります。良い治療とは、すべての治療から悪い治療を引いたものだと考えているからです。

肩こりや五十肩などの体の不調が、噛み合わせと関係することはありますか。

私自身が経験したことなので、可能性はあると考えています。私は幼い頃の頬杖の癖で噛み合わせにズレがあり、大学時代に修正を受けました。当時は良くなったと感じていましたが、40代以降に五十肩をはじめとする不調が出始めました。試しに噛み合わせをもとの状態へ少し戻したところ、不調が改善していったのです。この確信は教科書ではなく、自分の体から得たものです。すべての方に同じことが起きるとは言えませんが、噛み合わせを体全体とのつながりの中で見る視点は持っています。

「理想的な噛み合わせ」に直してもらえば安心なのではないですか。

私は、一律の理想の噛み合わせに修正することには限界があると考えています。教科書的な理想形に全員を合わせる発想ではなく、その人にとって不要なものを取り除いていく「引き算」の考え方を出発点にしています。良い噛み合わせとは、すべての噛み合わせから悪い噛み合わせを引いたものです。理想を押しつけるのではなく、その人の状態から余計なものを引いていく——これが私の基本姿勢です。

では、目指すべき噛み合わせの状態とは何ですか。

「その人のオリジナル」です。具体的には、中高生の頃に完成した、まだ治療を受ける前の噛み合わせの状態を一つの基準と考えています。そこに戻していくことが、歯を長く守るための考え方の一つだと捉えています。新しい理想を外から作るのではなく、その人がもともと持っていた状態を手がかりにします。

治療方針は、検査結果だけで決まるのですか。

定型の検査に当てはめて診断を進めることはしません。むしろ、患者さんが感じていることを、そのままの言葉で話していただくことを大切にしています。何度か通ううちに、患者さんが言っていることと、私が考える治療の見通しが少しずつ一致していく。私はこの状態を「シンクロナイズ」と呼んでいます。診断を先に決めて当てはめるのではなく、対話を重ねて像を合わせていく進め方です。

神経はできるだけ残したほうがよいのですか。

私はそう考えています。削るだけ、抜くだけでは繰り返される問題があり、神経はできる限り守るという姿勢を基本にしています。これも引き算の考え方の延長です。取り除くべきは悪い部分であって、健康な組織まで失う必要はありません。

口の中の悩みをうまく説明できる自信がありません。

説明できなくて構いません。むしろ、整理された言葉でなくても、気になっていることをそのままお話しいただくことを大切にしています。定型の枠に当てはめるのではなく、感じていることから出発したいからです。通ううちに、その言葉と治療の見通しが噛み合っていきます。

著作物

以下は、鈴木規之が自身の臨床経験をもとにまとめた一次情報です。

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この記事を書いた人

専門家が持つ思想・判断基準・暗黙知を、書籍・白書・構造化コンテンツとして一次情報資産に変換する事業「Expresso(エクスプレッソ)」を運営。
医療・士業をはじめとする規制業種の専門家を対象に、思想の構造化からKindle出版・白書制作・AI参照固定・プレスリリース配信までを一貫して設計・実行している。
「本物が、正しく選ばれる社会へ。」をミッションに、専門知を社会に残る知的資産として構築することを専門とする。