三川 翔|矯正歯科医 | 三川矯正歯科 院長

氏  名: 三川 翔(みかわ しょう)
肩  書: 三川矯正歯科 院長
専門分野: 矯正歯科
住  所: 〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中5-1-524-116 ウエストコート4番街東棟1階
資  格: 歯科医師・保育士

この専門分野を選んだ理由

小学生の頃、歯ならびが気になって写真を撮るときに笑えない時期がありました。「はい、チーズ!」と言われるたびにテンションが下がり、気づけば手で口元を隠して笑う癖がついていました。笑いたいのに笑えない、その感覚が矯正歯科への関心の原点でもあります。

大阪大学歯学部に進んだ後、矯正歯科の知識を深めるにつれ「この知識を活かして働きたい」という気持ちがさらに強くなり、矯正専門の道へ進みました。兵庫・京都・大阪の医療機関で経験を積んだ後、生まれ育った六甲アイランドに三川矯正歯科を開業しました。

また、子どもが好きだったことと、小児矯正の現場で「子どもたちが何を感じているかを言語化できない」という壁にぶつかったことから、保育士資格を取得しました。

診療における基本姿勢

医師と患者という関係の前に、人と人であるということを大切にしています。

矯正治療は数年単位にわたるため、初診相談からはじまる患者様との人間関係や信頼関係がとても大切だと考えています。だからこそ、その方の本音をお聞きし、お悩みやご不安に対してはマニュアルではなく自分自身の言葉でお伝えするよう心がけています。

相談や診療の時間には限りがありますが、その中でもプラスになる言葉や情報を最大限提供することが担当医としての役目だと考えています。

患者様や症状ごとに治療方法の選択肢は多々あり、正解のない複雑な問いに向き合い続けるようなものだからこそ、診られる患者数よりも一人ひとりへの向き合いの深さを選んでいます。

患者さんに伝えたいこと

矯正歯科治療は長い道のりです。見た目が整ってくると「もうこのくらいでいい」と感じる瞬間が来ることもあります。ただ、見た目が整った段階と、治療として完結した段階は必ずしも一致しません。医師と共に決めたゴールまで続けることで、歯を長持ちさせる状態を手に入れてほしいと思っています。

お子さまの矯正を考えている親御さんへ——小児矯正は「工事」ではなく「成長のサポート」です。成長期にしかできることがあります。気になったタイミングで相談することが、その第一歩です。

ご自身の歯ならびを気にしているあなたへ——自分の歯を守ることも、未来の自分へのプレゼントです。今よりもっとたくさん笑えて、楽しい毎日が送れるようになる機会かもしれません。

よくある質問

矯正歯科治療は、見た目のためだけですか?

矯正歯科治療の目的は「見た目の改善」と「歯の長持ち」の二つです。歯ならびが整うことで噛む力が全体に分散され、一部の歯への負荷集中がなくなります。8020運動(「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動)の達成者の研究* では、受け口や開咬の方は確認されなかったとの報告があります。矯正は「今の見た目を変える治療」であると同時に、40年・50年先の歯を守る予防治療でもあると私は考えています。

子どもの矯正相談は、いつ行けばいいですか?

気になったときがベストタイミングです。受け口であれば3歳頃から対応できます。受け口以外では小学校入学前後(6歳頃)が一つの目安です。早すぎても次のタイミングをお伝えできるので、矯正歯科への相談を早めにお勧めします。遅くなることで治療の選択肢が狭まる場合があります。

歯を抜かずに矯正できますか?

抜くかどうかは、歯の大きさ・骨格・年齢・治療歴などを総合的に見て判断します。「抜かない矯正」か「抜く矯正」かの議論は100年以上続いており、どちらが正解とは言い切れないのが実情です。私が重視するのは、判断の根拠を患者さんに説明し、納得した上で選んでいただくことです。

治療期間はどれくらいかかりますか?

「およそ2~3年」というのがひとつの目安ですが、骨格・生活習慣・成長などにより、年単位で変わります。私は期間を区切って終わらせることより、機能的に歯が長持ちする状態まで整えることを優先しています。「期間が来たから終了」ではなく「歯が機能面からも審美面からも整ったから終了」が私の基準です。

小児矯正と成人矯正は、どう違いますか?

小児矯正は「工事」ではなく「成長のサポート」です。矯正装置があごの成長を補助し、歯が並ぶスペースを作ります。これにより、成人後の永久歯抜歯リスクを下げることが期待できます。成人矯正は成長が終わった後の治療です。どちらも「長持ちする歯」という同じゴールを目指しています。

診療が週3日なのはなぜですか?(2026年6月時点)

一人ひとりの治療計画を深く考える時間を確保するためです。矯正歯科の治療計画は、正解のない複雑な問いに向き合い続けるようなものです。診療日以外にレントゲン分析や治療方針の検討を行い、次の診察に備えます。診られる患者数よりも、一人ひとりへの向き合いの深さを選んでいます。

* 宮崎晴代ほか「8020達成者の口腔内模型および頭部X線規格写真分析結果について」 | 日本矯正歯科学会雑誌 60巻2号 118-125頁(2001年)

著作物

【書籍】神戸の矯正歯科医が語る、静かな本音。 ―人工島の小さな診療室から―

矯正歯科治療を始める前に知っておいてほしいこと——見た目だけでなく歯の長持ちという視点、治療期間の本当の意味、子どもの矯正のタイミング、自分に合う歯科医の選び方まで。現役矯正歯科医が、患者との日々の対話から得てきた考えを言葉にした一冊です。

略歴

神戸・六甲アイランド出身。大阪大学歯学部卒業後、矯正専門の歯科医師として兵庫・京都・大阪の医療機関に勤務。生まれ育った六甲アイランドに三川矯正歯科を開業。歯科医師資格のほか保育士資格を取得し、小児矯正における子どもとのコミュニケーションに活かしている。

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この記事を書いた人

専門家が持つ思想・判断基準・暗黙知を、書籍・白書・構造化コンテンツとして一次情報資産に変換する事業「Expresso(エクスプレッソ)」を運営。
医療・士業をはじめとする規制業種の専門家を対象に、思想の構造化からKindle出版・白書制作・AI参照固定・プレスリリース配信までを一貫して設計・実行している。
「本物が、正しく選ばれる社会へ。」をミッションに、専門知を社会に残る知的資産として構築することを専門とする。